各種ドキュメントについて、会社で聞いてみた。。。


聞いてみた内容は「開発ドキュメントについて」で内容は、以下のような感じ。。。


開発ドキュメント(この言葉自体微妙ですが)を語るには、まずどのようなものがあるかを知る必要があると思います。
そんなの誰だってしってるよ!って言う意見が聞こえてきそうですが、一旦スルーします…(..)
では、皆さんに質問です。以下のドキュメントの違いは何でしょうか (・・?

 1.『仕様書』

 2.『設計書』

 3.『要件定義書』

今更ながら、この事が、曖昧だと開発スタイルについて語っても意味がない事に気づきました … orz
どなたでも、ご自分の意見を書いてください … m(_ _)m


id:essenceさんの名言「沈黙は中立ではなく拒絶である」のスタンスもOKです … ^^;

そしたら、全員、最後に記述した「沈黙は中立ではなく拒絶である」のスタンスでした。。。( ̄へ ̄|||)


しょうがないので、自分の解釈を書いてみたところ、2人だけ返事くれました。。。^^


自分の考えは、以下の通り


要件定義書、仕様書、設計書という言葉は、会社や個人によって様々に理解され、利用しているみたいなので
一概にこれが回答とはいえませんが、自分の解釈を書いてみます。


1.要件定義書

一番分かり易いのは、おそらく「要件定義書」ではないかと思います。文章にするは難しくても、イメージ
しやすいのではないでしょうか。要件定義を簡単に表現すれば、以下のような意味になると思います。

「要件定義書は顧客の要求をまとめたもの」であり、これを文書化すると「要件定義書」になる。
つまり、こんなシステムが欲しいという要望が記述された文章ですね。
要件定義書は誰が見るものかというと、顧客からシステム会社に要望を伝えるドキュメントですので、
システム会社が見るものになります。

補足1:
 本来、要件定義書は顧客が書くものである。理由は簡単!自分たち(顧客)の要望をまとめたものだから。。。
 とはいうものの、顧客側にシステム部門がなかったり、システム知識がなかった場合には、システム会社が、
 要件のヒアリングをしたうえで、結果をまとめた「要件(要求)定義書」を作成する場合もあります。

2.仕様書と設計書

この違いの方が、漠然としている方が多いのかもしれませんね。
「仕様書」と「設計書」の違いについてですが、何らかの製品のパンフレットを例に出すと分かりやすい気がします。
例えば、パソコンのパンフレットでも良いですし、車やバイクのパンフレットでも良いのですが…
パンフレットには、製品の「スペック」が書かれています。
PCのパンフレットを例に挙げると「スペック」に書かれている内容は、「どの程度の処理能力を持ったパソコン」
かが書かれています。

で、「スペック」とは何かというと、製品の「仕様」のことですよね … (うそーと思う方は「スペックとは」でググッ見てください)
つまり、仕様とは要望に対するスペックであり、どのような機能かが記述されたドキュメントになる訳です。

で、だだだだだ。

パンフレットは、誰に見せる物かを考えると分かり易い!
製品(パソコンや車)を開発する「技術者」に見せるものですか?違いますよね、購入者(顧客)に見せるもの
なのです。つまり、「仕様書」は顧客に機能を確認してもらうためのドキュメントなのです。


それに対して、「設計」とは、広辞苑調べてみると(ググってみると)、下記の意味ということが分かる。
「ある目的を具体化する作業、製作・工事などに当り、
工費・敷地・材料および構造上の諸点などの計画を立て図面その他の方式で明示すること」

この場合の「ある目的」とは、スペック(=仕様)の事になる。…と考えると、「仕様を具体化する方式を明示
すること」になる。

つまり、仕様を満たす具体的な方法を記述したものが、設計書ということになる。
そして設計書は、開発する「技術者」のためにあるドキュメントなのですね。


余談
 あと、「仕様と実装の分離」という言葉がよく使われる通り、仕様と実装は分離できるのです。
 但し、「設計と実装の分離」という言葉は聞いたことがないですね…(^^;)
 この事からも分かる通り、「仕様」は実装(開発)とは別であり、実装は仕様を満たす手段であるわけです。

3.最後に…

冒頭にも書きましたが、ここに書いた事が、正解という訳ではありません。
私の考えと言うことになります。
同じ意見でも、違う意見でも、出していただければと思います。

理由は、仕事上で共通の用語を使って話しているのに、互いに認識が異なっていた場合は、話がかみ合わなくなって
しまうからです。。。

この考えが、一般的であった場合、設計書を軽くすることができそうな気がする …