EzJDBCのコード補完機能/今更ですがvol.2

今回ご紹介するのは、EzJDBCのコード訪韓機能についてです。
今までも何度かEzJDBCはコード補完を利用するとほとんどタイプ(記述)することなくコードがかけますよ。と発信してきましたが、今回はもう少し具体的な説明をしたいと思います。


EzJDBCはJava1.6に対応してから、「new EzJDBC().select().from(CS)...」という記述方法をやめ、static import機能を利用して、「selects().from(CS)...」という記述方法にかわりました。
より、記述方法が単純になったわけです。照会したい場合は「selects()」、登録したい場合は「inserts()」、更新したい場合は「updates()」、削除し対場合は「deletes()」とだけ記述すればよいわけです(CREATEやDROP系は特殊なので、ここでは説明しません)。
しかし、その後に何を記述すればよいかは開発者が考えてタイプ(記述)しなければいけません。
EzJDBCでは、その点をEclipseの入力補完機能をフルに利用して、開発者をサポートするように出来ています。


では、以下の例を見てもらいましょう。
以下の画面では、照会系SQLを発行するためのコードをタイプ(記述)している途中です。
staticメソッドである「selects()」を呼び出した後に、Eclipseの補完機能を利用(Ctrl+Spaceを押下)して、次に呼び出せるメソッドを一覧で表示しています。

上記画面のサブウインドウの上側では、次に呼び出せるメソッドの一覧が表示されます。
サブウインドウの下側は、上サブウインドウで選択したメソッドの説明(JavaDoc)が表示されています。
上記例では、selects()メソッドの次に呼び出せるメソッドは3つだけが表示されており、2つめの(_from(Table))メソッドの説明が表示されています。
単純なSQLですので、誰にでもわかると思いますが、SELECT句の後に呼び出せるSQLはFROM句のみであるため、3メソッドだけが表示されているのです。


注意:3メソッドの説明

1._(Column... columns)メソッドは、selectメソッドで指定した列情報以外に取得する列を追加するメソッドです。
  通常のSQLには存在しませんが、機能的に便利なのでついています。
2._from(Table table)メソッドは、通常のfrom句の意味になります。引数にはテーブル情報を設定します。
3._from(Option subquery, String alias)メソッドは、from句にサブクエリーを設定するメソッドです。


では、次にfrom句の後に設定できるメソッドの一覧を見てみましょう。
2画面に分けて表示しますが、以下のような感じです。


その1

その2

一番初めに表示されている「_bind」メソッドは、ここでは説明を割愛しますが、from句の後に利用できるSQLに対応するメソッドのみ
が表示されているのがわかるかと思います。下ウインドウの説明には、SQLの説明と利用例が表示されていますので、悩まずに利用する
事が可能になります。
とはいっても、SQLを熟知している方は、こんな説明は読まずに「Ctrl+Space」押下、「↑↓」で選択し、「Enter」押下すれば、一切タイプすることなくSQLを組んで行くことが可能になります。


SQL初心者にとっては、単純なSQLならともかく普段利用しない関数を利用したい場合に、どこに記述すべきか迷うこともあるかと思いますが、EzJDBCでは、その関数が利用できる箇所にならないとメソッドが表示されませんので、自然にSQLの構文を理解する事が出来るようになります。メソッドの説明&例題を見ることによりSQL内で解決できる内容が増えてくるようになります。
SQL初心者にとっては、学習したけど忘れている関数を思い出せることや、素のSQLで良くあるタイプミスによるSQLエラーがなくなることが、一番の利点かもしれません。


EzJDBCのコード補完機能は、単にメソッド一覧を表示し入力を楽にするだけではなく、SQLのルールに基づいて記述する事を可能にする機能なのです...( ̄0 ̄)b